子宮筋腫になったカラダとココロ

手術、薬に頼らず子宮筋腫を治すために退職を決意。その後体が急変し手術をすることに。

婦人科系疾患を治したくて試したあれこれ③鍼治療

「手のツボ」の著者の浜口先生は、鍼灸院をされていて。実際に治療を受けてみたい!と思い立ちすぐに予約の電話を入れた。

院内にはたくさんの患者さんとスタッフの方がいた。

まず塩の入ったお湯で足湯をした後に、お灸と鍼の治療が始まる。

お灸は他でもしたことがあったし、家でもしていて初めてではなかったので、大体の予想はついていたけれど。それとは全然違ったー!めちゃめちゃ痛い。チク~、シカ~として寒気がするようなシビレる痛みで。ベットの上でシーシー言ってた!

お灸が終わると浜口先生の登場・・・。鍼治療が始まる。とても気さくな先生で緊張感なく話しやすくて、経験・知識が豊富で話もとても面白かった。子宮筋腫が小さければ鍼治療で消してしまえると。でも私の場合はちょっと大きくなっているからどうかな・・・と。私の筋腫はメインの大きいのが1つと小さいのがいくつかあって、先生はお腹を触って「ここだね、あとここね・・・」と筋腫を探り当てていた。お腹の上からでも筋腫がわかるんだと驚いた。写真でしか見たことのなかった筋腫が、お腹にボコボコとあるのを初めて目の当たりにし、少し怖かった。あぁ~、本当に筋腫があるんだっと。

筋腫のあるところに鍼を打ち、足のつま先から手の先からいたるところに鍼を打ち、うつぶせになって腰や背中に鍼を打つ。肩こりがあると言えばそこにも鍼を打ってくれて。筋腫の治療だけではなくて不調があるところにも鍼を打ってくれた。

家に帰ってからは塩入のお湯で足湯をしたり、教えてもらった体操をしたり。治療を続けていくうちに先生がカラダが変わってきていると言われ、実感はなかったけれどケアをするとカラダは変化するんだ・・・と思った。

私の場合、筋腫がすでに大きくてそこから小さくならなかったので20回ほど通って辞めてしまった。筋腫は小さくならなかったけれど、先生やスタッフ方々がいつも温かく接してくれて、とても安心する場所だった。

【症状が出たのは日々の積み重ね、治していくのも日々の積み重ね】

〈浜口鍼灸院の方針〉

・すべての症状の原因は「身体の冷え・硬さ・ねじれ」。

・今までの生活の積み重ねが今の症状。

・症状は毎日の生活の中で治せる。

姿勢の悪化により「冷え・硬さ・ねじれ」が生じ症状が出ていると考え、食生活の乱れや精神的なダメージによって気づかないうちに身体がストレスを受けてしまっている。身体にとっての「非常事態」が当たり前になり、その毎日が積み重なり症状として表れている。

現状を知り生活を変えれば症状は改善される。生きている限りすべての人は身体を治す力を持っている。

 

と、あります。

「生きている限りすべての人は身体を治す力を持っている」

力強いお言葉です。自分自身にそんな力があるなんて思ってもないし、気づいてもいないだけで私たちには元々そういう力があるのだと。

そう思うだけでも前向きになれる。

当たり前に生活していると気づけない悪い習慣を知り、日々の中で改善していく。そうする事で身体を正しい状態へ戻し、症状を改善していく事が出来るのでしょう。

専門家に身体を診てもらうというのは、現状を知る近道かもしれませんね。